出典:シマノHP
シマノから発売されているバスフィッシング専用スピニングリール「コンプレックス」が4年ぶりにアップデートを遂げました。
シマノスピニングリールの最新技術である、駆動系の摩擦抵抗を低減してパワフルな巻き上げを実現したインフィニティドライブ、最新の設計・製造技術を駆使してギアの耐久性を向上させたインフィニティクロス、ラインローラー周りのトラブルを抑制するアンチツイストフィンを新採用しています。
25コンプレックス XRの外観について
出典:シマノHP
余計な差し色を用いずガンメタルを基調としたデザインは個人的には大好きです。最近はダイワでもスティーズリミテッドやジリオンがシルバー基調になったりとシンプルなデザインが流行りの模様。
どのようなロッドにも合わせやすくとても良いと思います。
25コンプレックス XRの新機能3つ!
圧倒的なギア耐久性を誇るインフィニティクロス。
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出典:シマノHP
リール内部のギアの耐久性と効率性を向上させる技術です。ギアが密接に接触し合うことで、摩擦を減少させ、スムーズな巻き心地を提供します。この機能により、リールのパフォーマンスが長持ちし、釣りの効率が大きく向上します。
ライントラブルを抑制するアンチツイストフィン。
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ラインの絡まりを防ぎ、キャスティング時のトラブルを軽減する機能です。リールのバルブ部に設置された特殊なフィンが、ラインがスプールから放出される際の流れを整え、不要なツイストを防ぎます。これにより、投げやすさと精度が向上します。
適材適所のセッティング。ハイレスポンスドラグ
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出典:シマノHP
瞬時にドラグ力を調整することが可能なシマノの高性能ドラグシステムです。このシステムにより、ファイターな魚に対する素早い対応が可能となり、リールの制御性が向上します。また、滑らかで一貫したドラグ性能がキャッチ成功率を高めます。
25コンプレックス XRのラインナップ・スペック・価格表
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 重さ | スプール 径(mm)/ストローク(mm) | 糸巻量ナイロン(lb-m) | 糸巻量フロロ(lb-m) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C2500F4 | 5.1 | 3 | 155 | 44/13.5 | 4-110, 5-90, 6-70 | 3-130, 4-100, 5-80 | 0.6-180, 0.8-110, 1-90 | 70 | 45 | 9/1 | 38,800円 |
C2500F4XG | 6.3 | 3 | 155 | 44/13.5 | 4-110, 5-90, 6-70 | 3-130, 4-100, 5-80 | 0.6-180, 0.8-110, 1-90 | 87 | 45 | 9/1 | 38,800円 |
2500F6 | 5.1 | 4 | 175 | 47/17 | 5-130, 6-110, 8-80 | 5-130, 6-100, 8-75 | 0.8-200, 1-150, 1.2-100 | 75 | 50 | 9/1 | 39,800円 |
2500F6HG | 5.8 | 4 | 175 | 47/17 | 5-130, 6-110, 8-80 | 5-130, 6-100, 8-75 | 0.8-200, 1-150, 1.2-100 | 86 | 55 | 9/1 | 39,800円 |
21コンプレックスと比較して25コンプレックス XRが進化した点
上述と被る点もありますが、前モデルと比べて進化した点を見ていきましょう。
ドラグシステムの向上
25コンプレックスXRでは、より精密で迅速なドラグ調整が可能な新しいドラグシステムが導入されています。これにより、ファイト中のリールの制御が向上し、より大きな魚との戦いにも対応できます。
ギアデザインの最適化
25コンプレックスXRは、新しい「インフィニティドライブ」技術を採用しており、ギアの接触効率が向上し、耐久性と滑らかさが増しています。これにより、長時間の使用にも快適なリーリングを提供します。
Newマグナムライトローターによる巻き感の軽快さが改良
25コンプレックスXRは、21コンプレックスに比べてレスポンスや巻き感の軽量化が進められており、特に新しいタイプのマグナムライトローターにより重量バランスが最適化されています。巻き出しの軽さや巻き感の軽さは軽量ルアーを扱うフィネスな釣りを行う際にとても重要な要素となっていますので、この進化はうれしいですね。
ちなみによく比較されるヴァンフォードとの比較
似た価格帯であり、軽量スピニングリールとして人気のあるヴァンフォードとの違いを見てみましょう。今回比較するのはバス釣りで多く使われるC2500F4XGの番手で比較します。
項目 | 25コンプレックスXR | 24ヴァンフォード |
---|---|---|
ギア比 | 6.3 | 6.3 |
最大ドラグ力(Kg) | 3 | 3 |
自重(g) | 155 | 155 |
スプール 径(mm)/ストローク(mm) | 44/13.5 | 44/13.5 |
糸巻量フロロ(lb-m) | 3-130, 4-100, 5-80 | 4-130, 5-100, 6-80 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 87 | 87 |
ハンドル長さ(mm) | 45 | 45 |
ベアリング数BB/ローラ― | 9/1 | 7/1 |
本体価格(円) | 38,800円 | 34,200円 |
かなり似たスペックなのですが、違いとしては
- 価格がコンプレックスの方が4,000円ほど高い
- ベアリングがコンプレックスの方が2つ多い
- 糸巻き量がヴァンフォードの方が多い
のという点です。コンプレックスはバス釣りに特化しているので糸巻き量も少し少な目になっていますね。
どちらも同じ重さや巻き取り量、ドラグ力ですので、見た目や巻き心地を比較してから購入すると良さそうです。
25コンプレックス XRは軽量ルアー用の繊細なスピニングリールが欲しい人におすすめ
コンプレックスはさすがのバス釣り専用機ということもあり、巻きにこだわるバサーに向けてベアリングが多かったり、糸巻き量もちょうどよくなっています。
しかし、24ヴァンフォードとの違いはそこまで多くなく、正直見た目の湖のみで選んでしまっていいのではないかと私は思います。
ゾディアスなど赤をポイントとするようなロッドに合わせるには24ヴァンフォードが適して居そうですが、黒ベースのxプライドなどと合わせるとなると25コンプレックスの方が良さそうですね。