津久井湖のバス釣りの歴史
津久井湖は1965年、城山発電所の下池として城山ダムによって誕生した人造湖です。四季折々の風景を楽しめる県内有数の景勝地として知られています。
津久井湖にブラックバスが定着し始めたのは、ダム完成後の1970年前後とされます。日本におけるブラックバスの放流は1925年の芦ノ湖が最初で、戦後には関東地方にも広がりましたが、津久井湖はそれらとは時期が異なります。
現在の津久井湖では、警戒心の強い個体も多く、釣り人の腕が試されるフィールドとして知られています。また、近年では水位の安定やベイトフィッシュの増加などにより、釣果が向上しているとも言われています。
津久井湖のバス釣りルールやその他釣りに関する情報
津久井湖でバス釣りを行う際は、ルールをよく読み、駐車場や周りの方々へ配慮しながら行いましょう。
■津久井湖のバス釣りルール
・釣り可能時間
・レンタルボートは日の出から日没までとされています。
・オカッパリは夜釣りもお楽しみいただけます。
■津久井湖に生息する魚種
・ワカサギ・ブラックバス・コイ・アユ・ブルーギル・トラウト・ナマズ・アジ
■遊漁券
・津久井湖では遊漁券は不要です。
■遊漁期間
・津久井湖ではブラックバス釣りは特に期間制限なく、通年で楽しんでいただくことができます。バス以外の魚に関しては禁止期間があるため確認をしましょう。
・アユ:1月1日から5月31日まで及び10月15日から11月30日まで禁止。
・ヤマメ:(芦ノ湖におけるものを除く。)10月15日から翌年2月末日まで禁止。
・イワナ:(芦ノ湖におけるものを除く。)10月15日から翌年2月末日まで禁止。
・カジカ:1月1日から3月31日まで禁止。
■漁具・漁法
漁具・漁法
・ルアーフィッシングが主流で、特にブラックバス釣りではソフトルアーやハードルアーを使用することが一般的です。
・餌釣りは禁止されていることが多いので、生餌を使用した釣りは避けましょう。
・フライフィッシングも許可されている場合がありますが、現地のルールに従って使用しましょう。
禁止されている漁具・漁法
・やな(やななわを含む。ただし、相模原市緑区青根道志ダムから上流の道志川で使用する場合を除く)
・張切り網(背張り網)
・発射装置を有する漁具
・投網(日没1時間後から日の出1時間前までの間において使用する場合に限る)
・びんづけ漁法
・瀬干し漁法
・水中に電流を通ずる漁法
・火光を利用する漁法
・水中眼鏡(のぞき眼鏡を除く)を使用する漁法
・眼鏡かき漁法
津久井湖のレンタルボート店
津久井湖には全3店舗のレンタルボート店があります。WEBでの予約ができる店舗もありますので、初心者の方は「バス釣りポータルサイトRESERVER」から予約してください。

津久井湖のバス釣り釣果情報
津久井湖のバス釣り釣果情報についてもバス釣りポータルサイトRESERVERを参照下さい!

津久井湖のバス釣りポイント

津久井湖のバス釣りポイントの紹介
・名手橋周辺
名手橋とは、津久井観光を上流に向かっていくと、大きく地形が曲がりはじめるところにある青緑色の橋のことをいいます。目だった沈みものなどはないため、基本は沖の地形変化につくベイトを狙います。風や時間などのタイミングを見計らって試してみてください。
・津久井観光横
津久井観光横は、近くにブレイクや流れ込みなどがあり一級ポイントです。ボート屋さんから近く、バスのストック量が多いエリアのため狙いやすいといえるでしょう。
・三井大橋
三井大橋は中流域と下流域の間にある橋で、津久井湖ではもっとも有名なエリアのひとつです。水の流れがあり、斜面からも流れ込みがあるので1年中水質がよいことが特徴です。ただし、オカッパリからもボートからもアプローチできるためプレッシャーが高いエリアになります。
津久井湖の釣り禁止区域
津久井湖では釣りをしてはいけない釣り禁止区域があります。現地での看板表示や案内板にも、釣り禁止区域についての情報が記載されていますので、事前に確認をするようにしましょう。
・水源保護区域
・生態系保護区域
・ボート釣り禁止区域
・施設周辺
・漁業協同組合の管理区域
津久井湖のバス釣りはルールを守って楽しもう
津久井湖は、春の桜や秋の紅葉など、季節とともにうつろう自然と調和した景観が魅力です。都心から近いこともあり、城山へのハイキングやワカサギ釣りなどのレジャースポットとしても賑わいを見せています。
そのため、釣り目当てでなくともたくさんの人々が訪れます。常識として騒音を立てない、ごみは持ち帰る、散らかさないなど最低限のルールやマナーはしっかりと守り、できるだけ長く楽しませていただけるように心がけましょう。
