八郎潟のバス釣りの歴史
八郎潟(はちろうがた)は、秋田県にある湖であり、かつては面積220㎢と、日本の湖沼面積では琵琶湖に次ぐ第2位の大きな湖でした。しかし、大部分の水域が干拓によって陸地化され、陸地部分が大潟村になったことによって、現在では日本の湖沼において18位の面積であることが分かっています。
秋田県では1982 年に秋田市内のため池でオオクチバスがいることが判明し、1983 年には八郎湖で生息が確認されています。
首都圏をはじめ全国各地から大物ねらいの釣り人が集まる人気のスポットで、釣りはもちろん、景色が絶景なのも人気の理由のひとつです。
八郎潟のバス釣りルール
八郎潟でバス釣りを行う際は、ルールをよく読み、駐車場や周りの方々へ配慮しながら安全に楽しく行いましょう。
■八郎潟のバス釣りルール
・ブラックバス(オオクチバス、コクチバスその他のオオクチバス属の魚)、ブルーギルは「秋田県内水面漁場管理委員会指示」でリリースが禁止されています。
■八郎潟に生息する魚種
干拓前の八郎潟から干拓後の現在までの魚類相について、これまでに 115 種類が記録されています。現在の魚類の生息場所としての八郎湖はその生息環境から水道、湖内、河川の3区分に分けることができます。
水道
海面から防潮水門までは主として淡水と海水が混じり合う汽水域の船越水道のことを指しています。ミミズハゼ、ヒモハゼ、チクゼンハゼ、ビリンゴなどのハゼ科魚類は基本的には汽水域に産卵して生息・定着しています。またこの汽水域にはクロソイ、マゴチ、マハゼ、ヌマガレイなどが比較的多く出現しています。
湖内
淡水域であることから,産卵・生育・定着するコイ科魚類の多くのほか、ワカサギ、シラウオ、ジュズカケハゼ広域分布種などが認められています。また、潮水門に設置されている魚道や水門を通過して一時的に湖内に入るものにスズキ、ヒイラギ、ボラ、メナダ、アシシロハゼなどがあげられ、そのほかにも防潮水門から湖内を通り流入河川に遡上する途中のカワヤツメ、サケ、サクラマス、アユなどが認められています。これらの魚種は河川で産卵後に孵化し、湖内から水道に降下して海域へと移動していきます。
河川
一生を河川で生活するものとしてエゾウグイ、アブラハヤ、ギバチ、シマドジョウ、カジカ大卵型などがあり、そのほかにも河川で産卵するものとしてカワヤツメ、ウグイ、アユ、サケ、サクラマスなどがあげられます。また馬場目川の上流域にはイワナ、ヤマメ、ニジマスが繁殖しています。
■遊漁券
・なし
八郎潟は漁協が管理しているフィールドではない為、特に遊漁券はありません。
■遊漁期間
・年間を通じて釣りを楽しんでください。
※冬はポイントによって湖が凍結している場所もあるため注意しましょう。
■漁具・漁法
八郎潟ではとくに決められた漁法などはないようですが、上記で記載した通りブラックバス・ブルーギルはリリース禁止です。
漁業法第139条によって、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金が課せられるので注意をしましょう。
八郎潟のレンタルボート店
八郎潟には全4店舗のレンタルボート店があります。WEBでの予約ができる店舗もありますので、初心者の方は「バス釣りポータルサイトRESERVER」から予約してください。

八郎潟のバス釣り釣果情報
八郎潟のバス釣り釣果情報についてもバス釣りポータルサイトRESERVERを参照下さい!

八郎潟バス釣りポイント

八郎湖公園
八郎潟でバス釣りする際のおすすめポイントとして、八郎湖公園があげられます。
駐車場も完備されていてエントリーしやすいポイントとなっており、船着き場になっているためコンクリ護岸で足場もよくおすすめです。
八郎潟のバス釣りはルールを守って楽しもう
八郎潟は以前と比べて面積は小さくなったものの、東北地方の貴重なバス釣りフィールドです。
ブラックバスやブルーギルのリリースが禁止されていたりと細かいルールがあるため気をつけなくてはいけません。
それ以外にも常識としてごみは必ず持ち帰ること、近くにいる人たちに迷惑をかけないなどと配慮をし、ひとりひとりがルールをしっかり守り、できるだけ長く楽しませていただけるようにしましょう。
